社長ブログ

https://www.box2you.com/items/50c5b5f09b13d50200000013

BOX TO YOUさんにてベルギービールの定期通販を手掛けているのですが、
毎月コラムというか手紙を書いて添えています。
一度手紙を書いてもあまりお客さんが喜ばないかなと思って辞めたのですが、
お客さんからやめないでくれとの声をいただいたのでそれ以来いつも書いてます。一応最後に直筆で自分の名前も入れてましてきちんと想いを伝えられるようにと思っています。

せっかく書いた内容ですのでたまにこのブログにも後から載せたりもしようかと思いました。下記の手紙は先月お送りしたものです。

=======================================

みなさんこんにちは。

昨年の2月は大雪が2度もあったのですが、今年はそれほど天候があれる事が今のところなく、このまま暖かくなるといいですね。

最近ビールの酒税についてのニュースを見かける事が多いです。

現在日本の350ml缶のビールの酒税は77円ほどなのですが、これが55円程度に段階的に下がっていく方向だろうという報道です。

ビールより酒税の低い発泡酒(発泡酒の表記でも酒税がビールと同じものも存在します。大手メーカーはもちろん作りませんが。)や第3のビールは低酒税のおかげで安く販売出来るため市場が大きく広がっており大手メーカーはその市場を奪い合っているのが現状です。

ベルギービールではコリアンダー他様々なスパイスが利用される事があるため、少しでもこれらが使われると発泡酒という表記となりますが多くのベルギービールは普通にビールと同じ酒税を払っています。それに対してベルギーの醸造組合(私も名誉騎士として表彰されているところです。)からはじまり、EUは現在日本にEPA交渉の中でこれが輸入障壁となっていると強く訴えていたりもします。一方、日本地ビールには現在地ビール減税という一定の醸造量まで20%の減税がなされていたりもします。同じビールなのですが、様々な酒税のルールが存在するのです。

私は大学時代まで器械体操をやっておりました。器械体操を見るのも大好きなのですが、器械体操はオリンピック後にいつも4年間の大きなルール改正があり、それによって選手の演技内容がガラッと変化します。要はルールがプレイヤーを引っ張っていくのです。ルールが難しい技の難度を下げたり、上げたりすると選手は同じ何度でも完璧にうまく演技がしやすい技を選んで得点を伸ばそうとします。マクロ的に見るとビールの市場はこれに非常に似ています。政府の酒税変更により大手ビールメーカーの作るビールも変わっていくのです。実は違う観点を持つと本当にビールを作っているのは政府なのかもしれませんね(笑)

フィクサーみたいなものです。

今回の動きは大手が今年クラフトビールの盛り上がりに目をつけてよなよなエールで知られるヤッホーさんなどにキリンビールが33.4%出資するなどの動きにもつながっていると思います。酒税がすべて一緒になるのであれば大手メーカーも酒税重視ではなく将来の品質重視になることが明白なためいち早く動き始めたという側面もあるのではないでしょうか?それともまたビールではないビール風の飲料を作って酒税を下げるのでしょうか?政府とビールメーカーのいたちごっこは続くのかもしれません。

一店舗を始めた2004年当時、ベンチャー魂ばかりの自分はマクロの市場なんて関係ないと思っていたのですが、だんだんと自分は日本の一員でいろんなルールの中生きているんだなぁと感じるようになっている今日このごろです。そんな中自分の求めるビール作りと輸入を行っていきます。

=======================================