その8


昨日、ゲントからブリュッセルへの終電をみごとに逃し、
初めてのオステンドで泊めてもらう事になる。

起きてすぐ教会へ、お祈り。

近くのオープンカフェ(と言っても立派なレストランです。)で食事をすます。
この時は、ヒューガルデンとレフとローデンバッハを飲んだ。

その後、オステンドで一番有名なビアパブ「ボトルジェ」へ。
これはすごい。クリスマスビールのビンテージなどが置いてある。お兄さんもかっこいいし、やさしく、一緒にベルギービール談義。

S藤君と15種類くらい吟味。ビンテージの年代での違い等も確かめる。
ケイトの樽生まであった。樽生は10種類以上。すばらしい。

全部樽生→クワック、トリプルカルメリート、キュベ・デ・トロールス、ストラッフェ・ヘンドリック・ブロンド、リンデマンスクリーク、ラシュフ、他、これらの樽生だけで思い出せません。そういえば、ボワイトの樽生がなかった。


店を出るときに配送業者がやってきて、店の地下へ樽を転がしている。下からの声と共に投入していく。

昼真っ盛りで、早速べろべろ。
酔いさましへ海岸と港へ。
男2人でカップルばかり、若いカップルより老夫妻(チャーミーグリーンのCMに出て来た感じ。)見てそのうちここで暮らしたいねと話し合う。

港では市場があり、カレイがたくさん売られていた。

港にはたくさんの白鳥が、道際にもひょこひょこ歩いててほんとにかわいい。かわいすぎる。

よく見てみる。どこかで見覚えが↓↓

そうだ!!
「ヤン・バン・ゲント」だ!!!!

私の輸入している、ビール「ヤン・バン・ゲント」(かつおどりです。)

ここで会ったが、1000年目。必死に触ろうとするが、1メートルからが遠すぎた。
あきらめて、
本来の目的、ブリュッセルでの「ビアウィーケンド」に向かう事にする。

帰りの電車、ゲントから大きな荷物を抱えた女性が座って来た。
旅行者と思い、話かけるとルーヴェンに住む高校生でこの9月からルーヴェン大学に入学するそうだ。話はここで終わらなかった。
なんと彼女、「ヒューガルデン醸造所」にある(あった?)レストラン、
「コウテルホフ」でバイトしていたという。行った事はあるかと言われて、もちろんと答える。

そこで一門一答
Q(私) ヒューガルデン(フーハルデン)醸造所がなくなってしまうのは知っているか?
A(彼女)もちろん、知ってるわ。ジュピラーの生産ラインにうつるのよね。

Q もうヒューガルデン醸造所は閉鎖されているのか?
A 来月から大学でもう前にバイトは辞めてしまったので、それはわからない。

Qヒューガルデン醸造所がなくなってしまう事については?
Aヒューガルデンは、ヒューガルデン村で作られるからこそ、ヒューガルデンなのにね。
 それは残念よ。大きな会社だからお金をとったのよ。フレミッシュのビールではなくなるわね。

Q何歳?
A18歳 (びっくり、落ち着き過ぎです。26くらいかと思ってました。)

Qベルギーでは16歳からお酒飲めるけど、ほんとは何歳から飲んでる?
A 14歳くらいかな?家で飲んでたわ。
(確かにさっきのビアカフェでも14歳くらいにしか見えない少年がローデンバッハを飲んでいた。)

Q日本人は初めて
A初めて

Qありがとうございました。
Aこちらこそ。

そんな感じでブリュッセル中央駅へ降り立つ。

そしてビアウィーケンドが18時から始まるので、
17時半頃にホテルに行く途中、おみやげに買った荷物を持ったまま 
うちで輸入していて今回、ビアウィーケンドに出展している
「ヴァン・スティーンベルゲ」
「セント・ベルナルデュス」両醸造所へ挨拶。
運良く、ビールをつぐ学生さん以外に輸出のマネージャーに会えた。

ヴァン・スティーンベルゲの跡取り息子、Jは目があった瞬間驚いた顔をして
近寄って来た。
『How are you?』とうれしそうな顔をして話して来てくれ、
「ビールは何がいい?」といわれ、
さっきまで飲み過ぎていた私は「セリス・ホワイト」をお願い。
自分の輸入しているビールを飲み残すわけにはいかないと心配に思っていたが、
さすが、「セリス・ホワイト」。
うまい。。。
普通に飲めた。
10分ほど、ビールについて話した後、一回ホテルに帰って戻ってくると言って

すぐにセント・ベルナルデュス醸造所のブースへ。
前回、醸造所に行った時は会えなかった輸出マネージャーのMに挨拶。
向こうも僕がビール大好きなのがすぐにわかったらしく、うれしそうに
「何にする?うちのビールで何が一番好きだ?」

(私)「セント・ベルナルデュス アブト。(10%)」(自爆。。)
ちょっとでいいよといったのだけどやっぱり大盛りででて来る。

その後すぐホテルに戻り、支度をしてから再度、ビアウィーケンドに向かう。
その頃、すでに会場は身動きの取れない状態。

必死に会場を回りながら醸造家がいると声をかけて、色々と話をする。
醸造家も日本の市場について質問をしてくる。ほんとうに楽しい。

その後、近くの有名なカフェがビアウィーケンドの人がみんな流れて入れないため、
ちょっと歩くが、「ポルテ・ノルテ」へ。

そろそろ、体と肝臓が限界を迎えてきてので、このあたりで今日は終わりにしました。