その8


午後、デ・ランケ醸造所へ向かう。

デ・ランケ醸造所は事務所は西フランダース州のウェベルヘムにあり、
エノー州ドッティグニーの町に存在する。
なぜ北のフランダースではなく南のワロン地方に醸造所を設立したかは
ここでは内緒なのでお店にて私に直接聞いて下さい。

デ・ランケ醸造所設立の前は、
11年間西フランダース州のデカ醸造所を借りて醸造を行っていた。

ニノNino Bacelle とギド Guido Devosの2人が醸造を行っている。
(なんか私と高尾みたいなもんです。)

デカ醸造所は非常に古い醸造所であり、器具もかなり古いものを利用していた。しかし、彼らの醸造技術はデカ醸造所を訪れるとその起源が理解できる。その説明はまた。

デ・ランケ醸造所
名前の「デ・ランケ」はフラマン語(オランダ語の方言)にて
「ホップが支えを伝って伸びる際に描く姿」を指す。

こちらはわかりやすく前回6月のワトウ、ポペリンゲのホップ。

今回9月のホップはこちら

醸造所の名前にも彼らのビールがいかにホップを重要視しているかが理解できるでしょう。

そんな前置きにしておき、
デ・ランケ醸造所でニノと待ち合わせしていたのは夕方5時半。
30分前の5時に到着した我々は醸造所の中に人を発見した。
ニノかと思って見にいくとそれは、、

昨日一緒に飲んでいたタラス・ブルバを醸造する「ベルナルド」と奥さんだった。
実はベルナルドと今井さんは醸造所を現在移設中であり、その間デ・ランケの醸造所を借りている。

昨日の今日なのでみんなで笑いながら握手。
さっそく事前に約束していた、彼が醸造したばかりのクリスマス ジネビアをいただく。クリスマスに合わせた醸造のためかなり若いが今後がかなり期待できる味わい。もちろんこの冬、ベル・オーブが輸入予定。

そこでまたベルナルド夫妻と醸造談義をしている間にニノが現れた。

次回、本日ベル・オーブ六本木に登場予定、まだベルギーでも発表されていないキュべ デ・ランケが登場。