その5
デ・ランケ醸造所のニノの助手として作ってきたホップハーベスト2011が本日より提供となります。完全に二人だけで醸造を行ってきました。
朝6時にデ・ランケ醸造所へ。いつもはコルトレイクまで迎えにきてくれるのですが、醸造前の準備もありますから迎えに来てもらわずに助手という立場で5時50分には醸造所へ。この日はギドはおらずニノが醸造担当だ。
ニノが6時に到着してすぐに麦芽の粉砕を開始。かなりの麦芽を使いますので腰にきます。

その後、糖化工程を行って麦汁の濾過を行います。ここは私が手作業でフォロー。
その間に本日採れたての湿ったままのホップが到着。半端ない量だ。普通他の醸造所はほぼビタリングからホップフラワーを使わない。ペレット(錠剤のように固めたもの)であればポテトチップスの袋 数個分の投入で十分だがこの醸造所は違う。
デ・ランケ醸造所
この黄色の粉ルプリンと呼ばれ、ホップの苦みの元となるものだ。しかしホップフラワーのタンニン等が必要なためデ・ランケは乾燥させたホップフラワーを通常は使用する。
だから採れたてのホップフラワーを使うのはホップが収穫されるこの時期のスペシャル醸造である。
タンクの中にホップまみれになりながらニノと二人でホップを投入する。二人で一生懸命に作業しながらホップの香りにまみれて本当に感動した。下の写真ははビタリングのホップだけ。さらにアロマホップを大量に投入する。ホップ、ホップ、ホップ。。
アロマホップを投入後、濾過しながら初期比重のチェック。問題はなし。
こちらはアロマホップを投入してからすぐに麦汁を濾過、冷却して発酵タンクに移した後。タンクの中には使用後のホップにまみれている。デ・ランケはこの濾過もホップを多く含んだ状態からのホップの濾過(ペレットの場合はほとんどが溶けている)に非常に時間がかかる。様々な醸造所にて作業しているがここが一番時間のかかる工程が多い。
やっと18時をすぎてだいたいの作業が終了した。
という事でニノの奥さんも合流して3人で夕食をとりこの日は終了した。
それではこうして作られたホップハーベスト2011Batch"Rio"
ぜひお店にてお楽しみ下さい!!