その4

いつもベル・オーブ、デリリウムカフェにお越しいただいている皆様、そしてベルギービールをいつも楽しまれている皆様へお知らせです。

セント・ベルナルデュス醸造所のフラッグシップ店舗「セント・ベルナルデュス」の8月オープンに続き、
この度、東京芸術劇場内(池袋西口)にてベル・オーブブランド(仮)の出店にほぼ合意しました。オープンは9月を予定しています。

TSUBSA CAFE・横浜みなとビアガーデンにてブリュセレンシスビアフェスティバルや一関地ビールフェスティバル、そしてベルギービールクルージング等、音楽とビールを合わせた様々なイベントを行ってきました。その中で音楽×ビールという考えを発展させて何か出来ないかと考えていた所に東京芸術劇場にお声をおかけいただいたのが始まりです。

うちにとっては初めての公共施設への出店となり、ビールで公共の場を盛り上げていく事は以前から自分の中でやりたい事の一つでした。様々な問題を解決しながら交渉を続けてきましたが、関係者様の有り余る程のご協力を得ながらここまで来る事が出来たと感謝しています。これまでやりたかった様々な試みを行う事が出来ると考えていますし、それが新しい芸術劇場や池袋西口公園との相乗効果を生む事が出来ると信じています。

実は都や運営団体様へのプレゼン審査の日、ヒューグ醸造所のディビッドが偶然来日しておりました。デリリウムカフェのプレゼンではないのに一緒にプレゼンにまで彼はついて来てくれて最後に「彼(私)は私達の作るビールが好きでこれまでやって来たのできっといい店が出来ると思います。信じてあげて下さい。」と一言。

プレゼン後、さらにディビッドは私にこう言いました。

「この店はきっとリオ(私)が選ばれるね。」

私「なんでわかるの?」

ディビッド「自分は日本語わからないけど、審査の方々の顔が最初は全員まじめだったのに最後はみんな心から笑顔でうれしそうにしゃべってるのが簡単に理解できたからね。」

彼も背中を押してくれました。世界に応援してくれる仲間がいるのは自分達の大きな強みだと考えています。

私達は「ビールでつなぐ人の円を大事にする」事を事業理念としており、日本でのビアカフェ文化、食文化を広めていく事が使命です。ベルギーのビアカフェとは朝から夜までを過ごす事のできる生活の一部としてなくてはならないものです。僕らの想いと共に事業を作りあげていく仲間の参加をぜひお待ちしています。一緒にビール一杯、料理一皿の持つ力を信じて事業を作っていこう。

菅原 亮平